今年は御柱祭りもあったので、諏訪大社関連の施設をまわってみました。
守矢家とは?
古代から明治時代の初めまで
諏訪上社の神長官という役職を勤めてきた家である。
大祝諏訪氏は現人神であり、実際の神事は神長官をはじめとする
五官祝が取り仕切ってきた。
諏訪は古代から宗教の地であるようで、
奥が深すぎて謎も多すぎなのですが、
縄文からの少し血なまぐさい行事が行われていたようです。
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駐車場から上がっていくとこのような松が。
すでにここだけで雰囲気が出ています。
守矢さんのお宅に入る感じで進みます。
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祈祷殿
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祈祷殿です。明治8年に取り壊されましたが、
明治20年に再建されました。
こちらは昭和5年に改築されており、茅野市有形文化財に指定されています。
立ち入りはできませんでした。
資料館
開館時間 午前9時~午後4時半
休館日 毎週月曜日、年末年始(12月29日~1月3日)
国民の祝日の翌日
ただしこの日が月曜日にあたるときはその翌日も休館
入館料 個人 大人100円 高校生70円 小中学生50円
団体 大人70円 高校生50円 小中学生30円 (20名以上)
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藤森照信さんの建築です。中に入ると展示があります。
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諏訪は中央の勢力が及ばない時代、有力者である守矢氏が洩矢神として治めていた地だったようです。
その後中央からタケミナカタがやってきて、天竜川の戦いに敗れタケミナカタが諏訪明神として祭られるようになりましたが、自らは神官長としてかわらず祭祀を取り仕切りました。
ご神体を守屋山とし、重要な祭祀として御頭祭を行っていたそうです。
春先に前宮の神前に守屋山でとれた75頭の鹿をはじめ魚、鳥、獣の肉を山のように盛り上げ、
酒を献じ、かがり火に照らされながら神と人が一体となって饗宴を催しました。
こちらの展示は江戸時代中期の様子の一部で天命4年に御頭祭を見分した菅江真澄のスケッチをもとに
復元したとのことです。
諏訪上社で元旦にカエルを串刺しにする行事があるのですが
古代の祭祀をひきついでいるのかなぁと思います。
最近では動物愛護団体がこの行事に反対しているとか・・・。
カエルの着ぐるみを着た人たちの画像が出てきます。
なんだかな…。
このほか資料館奥には諏訪が武田家の配下になってからの書状などが展示されておりました。
御柱祭の日程は決まっており、
以前自分の都合に合わせて日程を変えた神長官の御柱祭りの時に
建御柱で柱が折れて大勢が下敷きになって死ぬという出来事がありました。
神長官も落馬して翌年死ぬなど天罰が下ったため
どんなに戦で人が少なくても、お金がなくても、祭りは必ず日程通り行う
というような武田晴信公からの書状なんかが展示されていました。
今年もコロナ禍ではありましたが
一部トレーラーを使用したりしたものの
日程通りに開催されました。
そう、御柱祭りは必ず日程通りに開催しないといけません。
神長官裏古墳
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外に出ると敷地内の古墳がありました!
石室が保存されている古墳です。
築造年代は7世紀ごろだと推定されているそうです。
守矢さんのお墓でしょうか。。。
誰のお墓ということは書いてありませんでした。
ミシャクジ社
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ミシャクジを祭っている神社
ミシャクジは諏訪社の神事では非常に重要な役割を果たしていたそうです。
横の祠には小さな御柱が建てられています!
ミシャクジというのが何なのか・・・?
神様であることは間違いないのでしょうが、
はっきりはわからないようです。
諏訪の信仰は謎に満ちています・・・。
御射鹿池という池もありますね、人工のため池のようですが。。
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神長官守矢資料館 訪問まとめ
資料館は小さいですが、敷地内には多くの興味深い史跡があります。
地元の建築家藤森照信さんの建築物もありますので同時に見ることができます。
それにしても諏訪の信仰は深すぎて謎に満ちています。。
縄文からの信仰が後からのものと混ざり合っているのでしょう。
もう少し勉強してみたいと思いました。
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